どうしてこの患者さんはここの外来を受診されたのか。
再診予定患者、かかりつけからの紹介、健診異常を指摘されての受診などはっきりした理由があることが我々の消化器外科外来では多いのですが、なかには直接来院された患者さんが、最初の主訴(腹部症状・肛門症状他)とは違った理由で病院に来られたことを知ることもあります。うまくそれを問診などで引き出せればいいのだけれど、うまくいかないと結局会話がかみ合わずに診察が終了してしまいます。
総合診療科の先生や、街のかかりつけ医である開業の先生方はきっとそういう問診が上手なのだと思いますが、外科医は頭が比較的短絡的(もちろんそうじゃない優秀な外科医もいると思いますが)にできているので、こういった問診での患者さんの隠れた要望をすくい取るのが苦手です。
ましてや当直中の夜間に直接来院される患者さんの中には「日中の外来が混んでるから」とか「朝から仕事だから」といった理由で受診する方が紛れてくることもあり、診察する側の気持ちの余裕がなくなっているため、いろいろ問題(クレームなど)が起きやすい状況になります。
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